「商品秘話」

ロングセラー商品 知床ざるそば デザイン秘話

2019.04.30

八角形の知床マーク

知床そばのパッケージには発売当時から使われている、黒フチの八角形のマークがあります。何度も何度もパッケージデザイン案がボツになっている中、当時の社長杉野森一は数点のデザイン案を自宅まで持ち帰り、頭を悩ませていました。
たまたま自宅でそのデザイン案を見た息子は、ふと思いました。商品の印象って何だろう?お客様は商品の名前や企業名を忘れても、何か強いデザインイメージが頭に残っていれば、また店頭でこの商品を見つけてくれるはず。それはシンプルで強いデザインだ。そう思うと、真っ黒いマジックペンを手に取りキュッ、キュッ、キュッっーと一心不乱に八角形を書き上げました。

その時なぜ太い黒フチの八角形だったのか…。根拠は思い出せないが、自信満々だった杉野邦彦(当時18歳)のときでした。

その極太の八角形は、正式に「知床そば」のデザインアイデンティティとして採用され、以来45年間、甲羅のような八角形だけは、ずっと変わっていないのです。

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